1. レバー・ボタン操作 2. ドクロ出現制御 3. 序盤面戦略 4. ボーナスステージ
レバーは通常の4方向レバーを使用する。8方向レバーはレバーを下に入れようとしたときに斜めに入りやすいので4方向の方が良い。
ボタンは1ボタンでも十分だが、2ボタンあると素早く2回転する操作が楽になる。
レバー操作で特に注意すべき点は2点ある。
一つは、落下ジュエルが固定されるときにレバーを横方向に入れない、という点である。
次のジュエルを最速で横方向に移動したい場合は、ジュエルが出現する直前のタイミングからレバーを入れておけばよく、ためを成立させるために長時間レバーを入れておく必要は無い。
逆に落下ジュエルが固定される前からレバーをためた状態にしておくと、ため状態の偶奇により1/2の確率で次のジュエルの移動が1フレーム遅れてしまう。
1P側で落下速度が最速の場合、最速で横に移動すれば左端の列で8段の山の上に乗せられるが、移動が1フレーム遅れると7段目までしか乗らなくなるので、この差は重要である。
また、落下ジュエルが固定されるときにため途中だった場合が最悪で、次の落下ジュエルが出現するときにレバーを入れていてもしばらくはまっすぐ落下してしまう。
こうした理由から、落下ジュエルを固定する際には意識してレバーを下かニュートラルにしておくのが良い。
もう一つはジュエル出口の1列左(または右)の12段の山の上にジュエルをのせる操作である。
この操作のためには最速で横移動させる必要があるが、ジュエルが出現する前からレバーを入れたままにしておくとためが成立してしまうため、レバーの入力はジュエル出現後2フレーム以内におさめなければならない。
人間の手で操作する場合はレバーを入れるタイミングと離すタイミングを正確に操作しなければならないが、「レバーを3フレームのみ入力するボタン」を導入すればボタンを押すタイミングがジュエル出現直前の3フレーム以内であれば良いため、いくらか操作が安定するようになる。
下図はこの「レバーを3フレームのみ入力するボタン」を実装するための回路図である。
回路図左上のシンクロ信号抽出部は関東向けである。関西では別の回路にする必要があるらしい(未確認)。(動作確認した訳ではないが、関東と関西で違いがある訳も無いので削除)
L3が左3フレーム入力、R3が右3フレーム入力ボタンである。
L11はおまけでつけた左2回入力ボタンである。あれば便利だが、使う機会はL3、R3よりもはるかに少ない。
なお、この回路図は動作無保証である。
レバーを下に入れるとジュエルは1フレーム当たりマス半分の速度で落下するが、実はこの速度は最速での自由落下の速度(1フレーム当たり1マス)よりも遅い。
従って、最速で落下・固定させたい場合は落下中はレバーをニュートラルにし、着地した時点でレバーを下に入れた方がいくらか早くなる。
レバーため状態での横移動の速度は2フレームで1マスなので、レバー連射を導入するとレバーためでの移動と同じ速度で移動できる。
さらにレバー左とレバー下の交互連射を導入すると、レバー下の時の落下が1/2マスになるので、より横に近い角度で左に移動できるようになる。
この装置を導入するとジュエル出現直後にレバー左が先に入れば1P側で左端の列の9段の山の上に乗るようになるが、レバー下が先に入ると8段の山にしか乗せられない。
レバー左を安定して先に入力させる方法が無いこと、レバー左ためでも8段の山にはのせられること、左下交互連では山の上に乗った直後にジュエルが固定されてしまうことから、現時点ではあまり導入する意味は無いと考えている。
ドクロのタイマーは次の面に持ち越されるので、できるだけドクロが出現した直後に面をクリアするのが基本になる。
理想としては残り一手でクリアできる状況になったらドクロの出現を待ち、ドクロが出現したら次の手でクリアすること。
そのための手段として
次の面の前にボーナスステージが入る場合は、あえてドクロを4つ出現させて次の面の開幕直後にドクロを出現させるようにしても良い。
この場合ボーナスステージで画面左上端にジュエルを残すと、次の面では必ず残したジュエルがドクロになるため、ドクロを邪魔にならない位置に固定させることができる。
ドクロを出現させる位置も重要である。
1個目のドクロは上から2段目に出現するので、左端の列を他の列より2段以上高くしておくとドクロを左端の列に出現させられる。
従って最初のドクロが出現するまでの30秒間は、下に掘り下げることよりも山の形を整えることが重要になる。
そのための手段としては
うまく1個目のドクロを左端に出現させられたら、左端の列は極力消さない方が良い。
ドクロを高い位置に残しておけば連鎖が暴発したときに間違ってドクロを消してしまう可能性も低いし、3つ目のドクロもうまくいけば左端に出現させられる。
逆に1個目のドクロが中央2列に出現してしまった場合は、もちろん消さずに掘り進められれば理想的だが、そうはいかない場合であっても2個目のドクロが出現するまでは粘った方が良い。
この場合はとにかく掘り進めることよりもドクロが出るまで生き延びることを優先する。
2個目のドクロが出現したら1個目のドクロを消してよい。こうすると次のドクロは必ず一番下の段に出現するので、3個目のドクロが出現するまでの1分間はドクロの心配をせずに掘り進められることになる。
ジュエルの落下速度が速くなると操作が難しくなったりジュエルを山の上に運べなくなったりするので、序盤面はできるだけ落下速度が速くならないようにした方が良い。
落下速度はそれまでに消した通算のジュエル数に応じて変わるので、序盤面ではできるだけ余計なジュエルを消さないようにすることが重要である。
たとえば1面などは多くても2手でクリアできるので、こういう状況では他のジュエルはできるだけ消さず、必要なジュエルのみ消してクリアすると良い。
もちろんドクロ制御が優先なので4面以降はドクロの出現を待ってクリアすべきだが、落下速度が遅いなら残り一手の状態になってからはできるだけジュエル一個当たりに時間をかけるようにすれば少ない通算ジュエル数で先に進めるようになる。
ジュエルの落下速度は消したジュエル数が720になったときに最高速になるが、実質的には660で最高速と同等、感覚的には510あたりでほぼ最高速になる。
目安としては9面か10面で510になるのが理想。6面、7面までは300台のうちにクリアしておきたい。
ボーナスステージの使い方は2通り。前述の通り直前の面をドクロ4つ残したままクリアした場合は、バグを利用してフィールド左上にジュエルを残す。
直前の面でうまくドクロ待ちできず、次の面の開始直後にドクロが出るかもしれない、という状況でもバグを利用すると良い。
バグを利用する場合は以下のようにジュエルを1個置いてから通常通りに連鎖を発動する。
バグを利用する必要がない場合は、ジュエルを投げずにタイムアップを待つか、同じ色のジュエルを縦に3つ並べて自殺する。
こうすると次の面が始まるときに32フレームnextを確認する余裕ができる。
約0.5秒でしかないが、この0.5秒のおかげでかなり初手を安定させられるようになる。